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金属屋根の勾配はどれくらい?種類別に必要最低勾配とメリット・デメリットを解説
2024.10.21
金属屋根の勾配は、種類やデザインによって最適なものが異なります。
新築やリフォームで金属屋根を採用しようと考えている方は、勾配の知識を理解しておくことが重要です。
この記事では、金属屋根の種類別に必要な勾配の目安や、それぞれの勾配のメリット・デメリットをご紹介します。
最適な勾配を選択することで、快適で安全な住まいを実現できるよう、参考にしてください。
□金属屋根の勾配は種類によって異なる!
金属屋根は、その種類によって必要な最低勾配が異なります。
これは、屋根材の素材や構造、雨水の流れやすさなどが影響するためです。
ここでは、金属屋根の代表的な種類である「縦葺き」と「横葺き」について、それぞれの必要最低勾配を詳しく説明します。
1:縦葺き金属屋根
縦葺き金属屋根は、屋根の頂部から下に向かって一枚の金属が、雨水が流れるのと同じ向きに取り付けられています。
そのため、比較的緩やかな勾配でも雨水が溜まりにくく、1寸以上の勾配で施工が可能です。
1寸勾配は角度にすると約5.6度と、かなり緩やかな屋根になります。
しかし、縦葺きの構造は雨水が流れやすい設計になっているため、雨漏りの心配は少ないと言えるでしょう。
2:横葺き金属屋根
横葺き金属屋根は、地面と平行の向きに屋根材を取り付けていく葺き方です。
そのため、縦葺きと比べて屋根材同士の境目が多く、勾配が緩すぎると雨水が溜まりやすくなります。
横葺き金属屋根の必要最低勾配は3寸以上となっており、縦葺きよりも高い勾配が必要になります。
□勾配別のメリット・デメリットを比較!
金属屋根の勾配は、緩勾配、急勾配、並勾配の3つに大きく分けられます。
それぞれの勾配にはメリットとデメリットがあり、建物のデザインや用途、予算などに応じて最適な勾配を選択することが重要です。
*緩勾配屋根
緩勾配屋根は、0.5~2.5寸程度の勾配を持つ屋根です。
台風や強風の影響を受けにくいことがメリットとして挙げられます。
また、屋根面積が少なく済むため、建築費用を抑えられ、落雪被害が少ないです。
ただし、水はけが悪く、雨漏りのリスクが高いです。
また、汚れがたまりやすく、美観の維持が難しいため、メンテナンスは定期的に行うことをおすすめします。
*急勾配屋根
急勾配屋根は、6寸以上の勾配を持つ屋根です。
雨水と一緒に汚れも流れやすいため、美観が保ちやすいです。
また、小屋裏の空間が広いため、収納スペースとして活用できます。
ただし、屋根面積が大きくなり、建築費用が高くなることがデメリットとして挙げられます。
また、台風や強風によるダメージを受けやすいです。
*並勾配屋根
並勾配屋根は、3~5.5寸程度の勾配を持つ屋根です。
雨漏りのリスクが低く、工事費用や手間が標準的で、計算しやすいと言えます。
また、様々な種類の屋根材を選択できるのも特徴です。
□まとめ
金属屋根の勾配は、種類やデザインによって最適なものが異なります。
縦葺き金属屋根は1寸以上、横葺き金属屋根は3寸以上の勾配が必要です。
ただし、勾配によってメリットとデメリットがあります。
緩勾配屋根は、建築費用を抑えられますが、雨漏りのリスクが高くなります。
急勾配屋根は、小屋裏の空間を広くとれますが、建築費用が高くなります。
並勾配屋根は、雨漏りのリスクが低く、様々な種類の屋根材を選択できます。
ご自身のニーズや予算に合わせて、最適な勾配を選択しましょう。
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