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ALCパネルとは?持続可能な住宅を実現する軽量コンクリート

2024.05.01
 建築やリノベーションに興味を持つ方々にとって、環境に配慮した住宅材料は大変魅力的なものですよね。
持続可能な建材としての選択肢の一つに、ALCパネルがあります。
 
この記事では、ALCパネルがなぜ環境に優しい選択肢となるのか、その基本情報、利点、および使用例をご紹介します。
 

□ALCパネルとはなに?軽量気泡コンクリートの全貌

 
ALCパネル、すなわち軽量気泡コンクリートは、環境に配慮した建築材料の中でも注目を集めています。
製造プロセスから特徴、旭化成のへーベルパワーボードといった具体的な商品例に至るまで、その魅力をご紹介します。
 
1:製造プロセス
 
ALCパネルは珪石、セメント、石灰、発泡剤などを使用し、高温高圧蒸気養生して作られます。
この過程で内部に気泡が形成され、軽量化が実現されます。
 
2:ALCパネルの特徴
 
ALCパネルの最大の特徴はその軽さです。
一般的なコンクリートと比較して約4分の1の重量しかなく、施工性の高さが求められる現代の建築現場に最適な材料です。
 
3:具体的な商品例
 
旭化成のへーベルハウスに使用されるへーベルパワーボードは、ALCパネルの一例です。
高い耐火性と断熱性を兼ね備え、平米単価は7,500円からです。
 

□ALCパネルのメリットとデメリットを徹底解説

 
ALCパネルは、近年の建築業界において、その利点と欠点が注目されています。
ここでは、その耐火性、断熱性、軽量性の利点から防水性に関する課題まで、具体的な実例を交えてご紹介しましょう。
 

*ALCパネルのメリット

 
1:優れた耐火性
 
非燃性のコンクリート材料で作られており、耐火構造の認定を受けています。
火災が発生した際には、その安全性が生命を守る重要な役割を果たします。
さらに、火事の場合に有害なガスや煙をほとんど発生させないため、火災時の被害を最小限に抑えられます。
 
2:類稀なる断熱性
 
内部に無数の気泡を含むことで、ALCパネルは類稀なる断熱性を誇ります。
これらの気泡が熱の伝導を効果的に遮断し、熱伝導率は通常のコンクリートの10分の1です。
その結果、室内の温度を一年中快適に保ち、夏は涼しく冬は暖かい住環境を提供します。
 
3:軽量
 
建築物への負担を減少させるだけでなく、施工の手間も大幅に軽減します。
これは、通常のコンクリートに比べて約4分の1の重さであるため、建築現場での取り扱いが容易であり、施工期間の短縮やコスト削減にも繋がります。
 

*ALCパネルのデメリット

 
1:防水性
 
防水性については、ALCパネルが抱える最も大きな課題です。
パネル内部の気泡構造が水分の浸透を容易にしてしまうため、水分が内部に浸入しやすくなります。
これが原因で膨張やひび割れが発生する恐れがあるため、特に外壁材として使用する場合には、防水性を高めるための追加的な処理が必須となります。
 
加えて、ALCパネルを使用した建築物の外壁は、サイディングボードに比べてパネルのサイズが小さいため、つなぎ目が多くなります。
これらのつなぎ目から水が浸入すると雨漏りの原因となるため、シーリング作業を丁寧に行い、防水性を確保することが重要です。
 

□まとめ

 
ALCパネルは、環境への配慮と実用性を兼ね備えた外壁材料として、注目されています。
軽量気泡コンクリートの製造プロセスから、耐火性や断熱性などのメリット、そして防水性への課題まで、ALCパネルに関する基本情報と利点をご紹介しました。
持続可能な建築材料としての選択肢を広げるためにも、ALCパネルの検討がおすすめです。
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